Claude Code・OpenAI Dots

Claude Codeを始めて2週間ほど

「OpenAI Dots」「Microsoft Autopilot」。

AIエージェントのニュースを追っていると、また知らない名前が次々と出てきます。

僕もOpenAIの「Dots」を知って、

「これ、AI秘書として使ってみたい!」

と思ったのですが……。

調べてみると、2026年9月30日現在、僕が使っているChatGPT Plus(月額20ドル)ではDotsを利用できません。

Dotsは現在、Proなどを対象に順次提供されています。個人向けProには月額100ドルと200ドルのプランがあり、Dotsを試すなら最低でも月額100ドルのProが必要になります。

月20ドルから月100ドル。

う~ん、いきなり5倍か……(笑)。

僕のように「まずAI秘書を試してみたい」という初心者には、ここはかなり大きな違いです。

では、今僕が使っているClaude Codeと、新しく登場したOpenAI Dots、そしてMicrosoftのAutopilotは、何が違うのでしょうか。

難しい機能表を眺めてもよく分からなかったので、今回は「AI秘書を雇うなら?」という目線で比べてみました。

僕なりに整理すると、こんな感じです。

Claude Code=一緒に手を動かしてくれる実務秘書

OpenAI Dots=仕事を継続して任せられる専属秘書

Microsoft Autopilot=会社の中で働くAI社員

同じAIエージェントでも、調べてみると役割も使い方もかなり違いました。

まずは、僕が実際に使っているClaude Codeから見ていきます。

Claude Codeは「一緒に手を動かしてくれる実務秘書」

僕がClaude Codeを使い始めたころ、

「Codeって付いているんだから、プログラマー向けでしょ?」

と思っていました。

僕はプログラマーではありません。

62歳の造形作家です。

それでも触ってみたら、意外にやれることが多かった。

資料を読ませる。

ファイルを整理してもらう。

データを比べる。

調べものを頼む。

Xの投稿を振り返ってもらう。

もちろんコードも扱えますが、それだけじゃなかったんですね。

Anthropicの説明でも、Claude Codeはコードベースを調べ、ファイルを編集し、コマンドやテストを実行しながら作業できるツールとして紹介されています。

Claude Code|Anthropic公式

僕はこのClaude CodeのAI秘書を「愛(Ai)さん」と呼んでいます。

たとえば、

「愛さん、この資料を整理して」

と頼む。

普通のチャットAIなら、

「このように整理するといいですよ」

と方法を教えてくれることがあります。

Claude Codeは、その先までやってもらえる。

許可した範囲でファイルを読み、必要な作業を進める。

相談相手というより、作業机の横に座っている人に近い。

使ってみて、僕はそこに一番驚きました。

PCが寝たら、愛さんも寝た

ただ、僕は一度ここで勘違いしました。

スマホから愛さんを呼ぼうとしたら、出てこない。

「あれ?昨日までいたのに……」

調べたら、自宅PCがスリープしていました。

要するに、

僕のパソコンが寝たら、愛さんも寝ていた(笑)。

ところが現在は、Claude Codeをクラウド側で動かす仕組みも提供されています。

クラウド上で仕事を動かせば、自宅PCを閉じたあとも作業を続けられます。

ただし、自宅PCにしか置いていない資料まで勝手に読んでくれるわけではありません。

ここは僕も最初、混同していました。

Claude Codeは、

「自分の仕事を横で手伝ってくれる人」

と考えると、今のところ僕には一番しっくりきます。

OpenAI Dotsは「その仕事、任せた」と言えるAI

Claude Codeを触っている最中に知ったのが、OpenAIの「Dots」です。

こちらは発想が少し違います。

Dotsでは、それぞれのAIに専用のクラウドコンピューターとブラウザを持たせ、継続する仕事を担当させる考え方が打ち出されています。

僕が気になったのは「always-on」という部分でした。

毎回、

「愛さん、これやって」

「次はこれ」

と呼ぶのではなく、

「この仕事はあなたの担当ね」

と渡しておく。

この感覚に近いんですね。

たとえば、毎日確認したい仕事があるとします。

普通のチャットなら、朝になったら人間が開いて、

「今日の状況を調べて」

と頼む。

Dotsが目指しているのは、その仕事そのものを持たせる使い方です。

人間がずっと横についていなくても仕事を進め、判断が必要になったら人間へ戻す。

OpenAI公式サイト

僕なら、

「愛さん、これ調べて」

から、

「この件は愛さんに任せた」

に変わる、と考えると理解しやすかったです。

ただし、2026年9月30日現在、Dotsは段階的に展開されている機能です。

ChatGPTを使っている人全員が、同じ条件ですぐ使えるわけではありません。

ここは今後変わる可能性があります。

Microsoft Autopilotは「会社に席を持つAI社員」

そしてMicrosoft Autopilot。

これは僕には、秘書というより社員の感覚です。

MicrosoftはAutopilotを、継続的かつ能動的に働くエージェントとして発表しています。

名前や役割、目標を持たせて、仕事を任せる。

しかもTeamsやOutlookなど、人間が普段仕事をしている場所に入って働くことが想定されています。

Microsoftによる新しいCopilotの発表

たとえば会社なら、

「取引先とのやり取りを確認して」

「この案件を追いかけて」

「必要な情報が出たら知らせて」

といった役割を持たせる。

毎回ゼロから説明するのではなく、「あなたの担当はこれ」と仕事を持たせるイメージです。

しかもAutopilotには独自のIDやメモリ、コンピューター、ワークスペースを持たせる構想があります。

人間なら、

山田さん 営業部
佐藤さん 経理部
田中さん 広報部

と社員がいるところに、

AIさん ○○担当

が加わるようなもの。

こう考えると、僕にも分かってきました。

なお、Autopilotも2026年9月30日現在、展開途中です。

現時点の発表だけを見て「誰でもすぐAI社員を雇える」と受け取るのは早いでしょう。

Claude Code・Dots・Autopilotを同じ会社に入れてみた

ここまで書いても、まだややこしいですか。

そこで3人を同じ会社に入れてみます。

僕が社長だとしましょう。

Claude Codeの場合

朝、机の上に大量の資料があります。

僕:

「愛さん、この資料を整理して、去年との違いを探して」

Claude Code:

「分かりました。確認します」

→ 一緒に作業する実務秘書。

OpenAI Dotsの場合

次に、毎日チェックしたい仕事があります。

僕:

「この案件、これから継続して見ておいて」

Dot:

「担当します」

→ 一つの仕事を持つ専属秘書。

Microsoft Autopilotの場合

さらに会社全体で、

「取引先対応を継続して担当して」

と役割を与える。

Autopilot:

「担当します」

TeamsやOutlookなど、会社で使う仕組みの中で働く。

→ 会社に席を持つAI社員。

こう並べると、同じ「AIエージェント」でも少し違って見えてきます。

Claude Code・Dots・Autopilotの違いを比較

AIエージェント 僕なりのたとえ 主なイメージ
Claude Code 実務秘書 ファイルやコードなどを扱いながら一緒に作業する
OpenAI Dots 専属秘書 継続する仕事を担当させる

やまさん:「愛さん、毎朝AIニュースを調べて、面白いものがあったらまとめておいて」
→ やまさん専属のAI秘書として動く。

Microsoft Autopilot AI社員 会社の環境で役割を持って継続的に働く

会社:「愛さん、今日から広報担当ね」
→ 愛さん自身の会社アカウントを持ち、Teamsで社員と話し、Outlookや社内資料を使って広報の仕事を続ける。

 

じゃあ、初心者はどれから触る?

僕のような個人がAIを覚えたいなら、いきなり3つ全部に手を出す必要はないと思っています。

僕自身、Claude Code一つでも毎日のように、

「そんなことまでできるの?」

と、

「なんでそうなるの?」

を繰り返しています(笑)。

今の僕なら、まず一つのAIに一つの仕事を任せるところから始めます。

たとえば、

「この資料を整理して」

これだけ。

うまくいったら、

「毎回同じ形式で整理して」

まで任せる。

慣れてきたら、

「この仕事を定期的に確認して」

へ進む。

AIエージェントという言葉を聞くと、ものすごい自動化システムを作らなければいけない気がします。

でも僕は、そこまで考えないようにしています。

昨日まで自分でやっていた仕事を、一つだけ愛さんに渡してみる。

今はそれで十分です。

AI秘書に「全部の鍵」を渡すのはちょっと待った

ただ、実際に使い始めて気になったことがあります。

愛さんが仕事をするには、ある程度の権限が必要です。

ファイルを読む。

ファイルを書き換える。

ネットを見る。

外部サービスにつなぐ。

できることを増やせば、仕事も任せやすくなります。

でも、

「便利だから全部許可!」

は、さすがに怖い。

人間の秘書を今日初めて雇ったとして、

会社の金庫の鍵。

銀行口座。

顧客名簿。

社長のメール。

全部まとめて、

「はい、よろしく!」

とはしませんよね。

AIも同じように考えたほうがよさそうです。

仕事に必要な鍵だけ渡す。

終わったら確認する。

問題なければ、次の仕事を渡す。

僕自身もClaude Codeを触りながら、この感覚を覚えているところです。

Claude Codeを使い始めて、AIの見え方が変わった

以前の僕にとってAIは、

「質問すると、すごい答えを返してくれるもの」

でした。

今は少し違います。

「これ、お願いできる?」

と仕事を渡す相手になってきました。

Claude Codeでは、一緒に手を動かす。

Dotsでは、仕事そのものを担当させる。

Autopilotでは、会社の中に役割を持たせる。

まだ各サービスとも変化の途中なので、半年後にはこの説明も変わっているかもしれません。

でも、AIが「答えるだけ」ではなくなっているのは確かです。

まとめ|AIを使うより「一つ仕事を頼んでみる」

僕はまず、Claude Codeの愛さん一人で十分。

今日ひとつ仕事を頼んでみる。

失敗したら、原因を一緒に探す。

うまくいったら、明日はもう少し任せてみる。

62歳から始めた僕には、そのくらいのペースがちょうどいい。

Claude Codeも、OpenAI Dotsも、Microsoft Autopilotも、これからまだ変わっていくでしょう。

だから僕は、新しい名前が出るたびに全部追いかけるより、

「自分の仕事を一つ任せてみる」

ところからやってみます。

AI社員を10人雇う話は、それからです。